こんにちは😊
デイケア・訪問リハ 言語聴覚士 泉川です
『錠剤嚥下障害』という言葉を知っていますか?
錠剤(カプセル、顆粒状などを含む)が飲みにくい状況のことと定義されます
嚥下障害は脳血管障害、神経、筋疾患、加齢によって起こるものですが、この錠剤嚥下障害は薬を飲み込むことが苦手な子供から大人まで誰にでも起こる可能性のある状態です
私も毎朝錠剤を飲むのですが、水と錠剤を喉に持っていく時に上手くいかず、一部だけ喉に入り、一部が口に残った状態でムセ込んだことが数回あります。また口の中で薬がいつまでも喉の方に行かないこともあります
今の錠剤嚥下の状態を知る方法があります
PILL-5(ピルファイブ)という質問紙評価です
https://www.nutri.co.jp/nutrition/pill-5/diagnose.html
(ニュートリー株式会社HPより引用)
私は軽度から中等度の錠剤嚥下障害でした😐
現在は飲み込むときの姿勢(薬を喉に送り込むときは上を向きますが、飲み込む時には顎を引いて飲む)や5錠を分けて飲むなどの工夫をして飲み込むことができています
PLII-5での結果では“錠剤嚥下補助製品の使用が推奨されます”とのことで、今回はゼリー状のオブラートではなく、ゼリー飲料を使って飲んでみました。飲み込む時の喉の引っ掛かりが全くなく、飲み込みやすかったです
薬が飲み込みにくい時に注意が必要なことは錠剤をつぶすなど薬の形状を自分で変えてしまわないことです
錠剤をつぶすと苦味が強くでるものもあり、味の変化で飲み込みづらさが増してしまう場合もあります
また沢山の種類の薬を飲んでいる方はポリファーマシーという状態で、薬剤性の嚥下障害を引き起こしている可能性もあります
薬の飲み込みにくさがある場合は薬剤師に相談すると良いですよ🙆🏻♀️
薬の効果を得られるようになり、飲み込みやすくなるためにも普段の飲み込みの状態の確認を行ってみて下さい
様々な視点で在宅生活を支えるリハビリの提供を目指しています
デイケア・訪問リハのご利用お待ちしております🙌